こんにちはryo-ryoです。
先日、エンジンオイル交換の目安をご紹介しましたが、
「エンジンオイルって何を基準に選べばいいの??」という疑問があるかと思います。
今回はエンジンオイルの選び方を3つのポイントに絞ってご紹介していきます。
選び方のポイント
粘度(オイルの硬さ)
まず初めに選び方で重視するポイントとして、粘度(オイルの硬さ)を重視していきましょう。
オイルの粘度は下記の図の通りに表示されており、
左側の数値が低温時の粘度・右側が高温時の粘度を示しています。
上記の表記が重要な理由として、
例えば、気候が低い地域での使用が多いケース(雪が多い地域など)や
高速走行などで耐熱性が求められる環境で使用されるケースなど、
お車の使用環境に応じて、エンジンオイルの硬さを変えていく必要があります。
もし高速走行をメインで耐熱性が悪い粘度が低いエンジンオイルを使ってしまうと、
劣化に繋がってしまい、エンジン部の摩耗しやすくなってしまう恐れがあります。
こちらの表記は、エンジンオイルのパッケージに記載しておりますので、
ご購入する際には、チェックしてみてください。
ベースオイル
推奨粘度のエンジンオイルの中でも、オイル成分によって、性能が異なってきます。
成分の種類として、「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3つに分類されます。
オイル成分比較表 | メリット | デメリット | こんな方におすすめ |
---|---|---|---|
化学合成油 | ・エンジン洗浄効果の 高い添加剤が使用されている。 ・耐熱面で最も優れている。 | ・コストが高い。 | ・ターボ車やサーキット走行を 行う方。 ・車のメンテナンスにとことん こだわりたい方。 |
部分合成油 | ・化学合成油に比べコストが安く 基本的な性能も持ち合わせている。 | ・化学合成油に比べ、耐熱性が劣る。 | ・街乗りメインの方 |
鉱物油 | ・コストパフォーマンスが良い。 ・年式の古い車や旧車向け | ・劣化が早く、酸化しやすい。 | ・週末のみ車を使われる方。 ・コストを安く抑えたい方。 |
品質規格
エンジンオイルは自動車の心臓部に重要な役割を果たしているため、品質規格に沿ったオイル選びが重要です。
品質規格は、車の用途によって異なるため、ご自身の使用用途に合った品質規格のオイルを選ぶ必要があります。
詳しくはJAFのホームページをご覧ください。
JAF クルマ何でも質問箱
URL:http://qa.jaf.or.jp/mechanism/engine/09.htm(参照:2020年4月23日)
おすすめエンジンオイルご紹介
街乗りメインの方
■カストロール エンジンオイル EDGE
カストロール エンジンオイル EDGEは、「新技術チタンFST(チタン油膜強化技術)」により、
様々な走行シーンに対応したオールラウンド型エンジンオイルになります。
高速走行、長距離走行、街乗り、渋滞時のストップ&ゴーなど、日常生活でメインに車を使用される方にはおすすめの製品です。
■Mobil エンジンオイル モービル1 FS X2 5W-40
モービル1 FS X2 5W-40は、様々な走行シーン(高速走行・街乗り・ストップ&ゴー)
などに対応しており、ヨーロッパ車・スポーツ車・大排気量車の最新自動車規格を
クリアしています。
例えばメルセデスベンツやBMWなどの欧州車や大型排気量車をお持ちの方におすすめの製品です。
高速走行・サーキット走行メインの方
■TAKUMIモーターオイル X-TREMEシリーズ(10W-60)
TAKUMIモーターオイル X-TREMEシリーズ(エクストリームシリーズ)は、
耐久レースやタイムアタック、スプリント競技向けに開発されており、長時間の
高温下で安定的に油圧性能、潤滑性能、放熱性能を発揮します。
100%化学合成油のエンジンオイルで競技メイン(ドリフト・サーキット)をされる方に
おすすめの商品になります。また価格も6,300円(現時点での価格)でお手頃価格です。
■ワコーズ 4CR-40 4L E445
高速走行から競技用まで幅広く対応しているのが、ワコーズ 4CR-40になります。
100%化学合成油で、耐荷重性、耐摩耗性、耐久性、清浄力がトップクラス性能を誇り
エンジンレスポンスを上げたい方向けにおすすめです。
お値段は他の製品と比べ高額ですが、高速走行時にレスポンスが
格段に上がった声も多数ございますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。
年式が古い車やコストを抑えたい方
■Mobil エンジンオイル スーパー 1000 5W-30 SN/GF5
「Mobil エンジンオイル スーパー 1000 5W-30 SN/GF5」は、最新の省燃費規格ILSAC GF-5に適合しており
最新のエンジン性能にも十分対応できます。
コスト面でも2,600円程度と安価なため、コストパフォーマンスで満足したい方はおすすめです。
■RAMCO エンジンオイル SL/CF 10W-40 20L
RAMCOは、大阪の老舗潤滑油メーカー「株式会社櫻製油所」が出しているシリーズです。
他の鉱物油ベースのエンジンオイルと比べ、熱ダレ(オイル性能悪化)がしにくいため、
燃費を損なうことなく、高性能のパワーを発揮できます。
しかし、RAMCO エンジンオイル SL/CF 10W-40は、20L用になるため、
余ったオイルをご自宅に保管される方におすすめです。
まとめ
今回は、エンジンオイルの選び方・おススメのエンジンオイルについてお伝えしてきました。
まずは、①粘度②ベースオイル③品質規格の3つが自分の車・使用環境において、マッチしているかを確認してみてくださいね。
また今後、サーキットや高速走行が増えそう/雪が多い地域に引っ越す予定がある方など
環境の変化によってオイルを変えることも必要になってきます。
エンジンオイルは、自動車メンテナンスに欠かせないものですので、
ご自身の使用用途に合ったオイル選びをしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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